安全なダイビングへの取り組み
■ダイビングの種類と資格に関して
①体験ダイビング
Cカードを持たないお客様へ必要最低限の学科講習と技術練習を行い、不安要素がないか確認後、安全な海域にてダイビングを行います。
②ライセンス取得
ライセンス(Cカード)取得を希望するお客様にPADI(指導団体)のカリキュラムに沿って学科講習、限定水域講習、海洋実習を行います。
③ファンダイビング
ライセンス(Cカード)を所持しているダイバーへ、その資格に合った場所でのダイビングを行います。
*許容されている範囲以内でのダイビングを徹底します
■保険に関して
パラオパシフィックダイバーズでは無保険の人間をオペレーションに従事させることはありません。
また、海上でのボートに起因する事故、送迎時に起きた自動車事故などの保険にも万全の態勢を整えております。
万一の際に保険適用外などの宣告を受けることもございません。
■ダイバーの管理に関して
① ダイビングの前に参加者の方全員に面積同意書を兼ねた必要書類を記入して頂きます。
a.健康状態調査の項目(循環器系・呼吸器系・耳鼻咽喉系の項目を含む)
b.本人住所および連絡先・緊急連絡先
c.免責同意書・了解事項
健康状態に不備があるお客様は、医師の診断書をご持参ください。
*書類は1年間保管させていただいたのち適切な方法で処分させていただきます
②ダイビングの前には全員でしっかりとブリーフィングを行います。ブリーフィングの内容を書いたスレートを携帯し、これを見ながら説明させていただきます。
■ダイビング活動に関して
【ガイドライン】
①余裕のあるダイビング計画をし、減圧停止の必要、予備空気を必要とするダイビングは計画いたしません。
②ダイビング計画は最も技量の低いダイバーに合わせて立てます。技量に差がある時はグループを分けをさせていただきます。
③30m以深へのダイビングを行う場合は、事前にチェックダイブを行い、技術レベル及びコンディションなどを充分に見極めた上で、
通常より少ない人数での編成で行います。1本目でのディープダイブは行いません。
④「はるばる来たんだから」「よそも入ってるし」「前は大丈夫だったよ」など、
いかなる理由がある場合でも安全にダイビングできる海域以外でのオペレーションは行いません。
■体験ダイビングのガイドライン
①インストラクター1名あたりのお客様の最大人数比は1:4とさせていただきます。
②オペレーションに際してはダイビングフラッグを掲げたフロートを使用します。
③認定されたアシスタントを1名追加した際の人数比は、最大2:6とさせていただきます。
④認定されたアシスタントを2名使った場合の人数比は、最大3:8させていただきます。アシスタントの数をこれ以上に増やしてもお客様の人数は8名を超えることはできません。
⑤ライセンス(Cカード保持者)が体験ダイビングへ同行する場合、体験ダイバーが4名を超えない範囲で合計6名までを最大人数とさせていただきます。
■ライセンス取得のガイドライン
①PADI(指導団体)のコース開催基準を遵守し、「コースの全ての知識、技術を確実にマスター」させたうえで認定することを約束します。
②インストラクターと生徒の人数比は最大1:6とします。
③認定されたアシスタントを1名使った場合の人数比は最大2:8とします。アシスタントの数をこれ以上に増やしてもお客様の人数は8名を超えることはありません。
④限定水域講習をプールでなく海で行う際には、プールと同等のコンディションの海域を選択します。
⑤海では体験ダイビングと同様に、ダイビングフラッグ付きのフロートを設置して講習を行います。
■ファンダイビングのガイドライン
①ガイドとダイバーの人数比は最大で1:6とさせていただきます。
②ガイドに認定されたアシスタントがついた場合、お客様の人数は最大8名とさせていただきます。
③初心者の場合や、ブランクがあるダイバーの方にはチェックダイブを行わせていただきます。
*ブランク1年・経験本数20本未満の場合など
④Cカードとログブックを確認させていただきますので必ずお持ちください。お忘れになられた場合、確認の取れるショップ、インストラクター様への連絡が必要になる場合がございます。
⑤残圧チェックは頻繁にガイドから確認させていただきます。*ご自分でも確認するようにお願いいたします
⑥ダイビング終了時には必ず安全停止を行います。
⑦飛行機搭乗18時間前のダイビングに関しては安全性を確保するために、潜水時間、水深などを指定させていただきます。
■コンディション評価について
①天候や海況の情報は常に最新の情報を収集し、コンディション評価に役立てます。
②ダイビングに不適当なコンディションの再には即時オペレーションを中止させていただきます。
③政府機関、及びダイビング協会より海洋での活動を禁止する警報が発令されることがあります。その際現場の海況が潜水可能であってもオペレーションは即時中止させていただきます。
■レンタル器材のガイドライン
①レンタル器材は、器材台帳、メンテナンス記録などを付け充分な保守管理を行います。
②全てのレンタル機材は使用直前にスタッフによる動作確認を行います。
③全てのレンタル機材は使用方法の説明を行います。
④レギュレーターには予備空気源、残圧計、水深計を必ず装備します。
■ボートオペレーションのガイドライン
①オペレーターは、そのボートに適した資格保持者を採用します。
②アンカーリング時には、ダイバーの安全にとサンゴなど水中環境の破壊を行わないよう細心の注意を払います。
③オペレーターとのブリーフィングには以下の内容を必ず確認します。
a.エントリー・エグジットの場所と方法
b.潜降・浮上ラインの使用法
c.ダイバーリコールの方法
d.流されたときの緊急手順
④法律の定める船舶の必要備品及びダイビング用備品を常備します。
a.ダイビングフラッグ
b.酸素吸入器を含むファーストエイドキット
c.潜降・浮上用ライン
d.カレントライン
e.漂流時に使用する携帯用信号ブイ
■ドリフトダイビングのガイドライン
①補助エンジンと無線機のないボートではドリフトダイビングは行いません。
②ポイントや海況によっては、ガイドからフロートを浮かべ、常にオペレーターからグループの位置が把握できるようにします。
■事故発生時の救助ガイドライン
①万一事故が発生した際には、速やかに救助・協力にあたり、二重事故の防止に努めます。
②事態を最悪のものとしないため、他店スタッフにもすぐに救助を要請します。
③救助活動が混乱しないよう、常に全体の情報を把握できる責任者を決めて救助にあたります。
④酸素吸入器の等の扱いを日頃から練習し、万一の場合に正確な手順で行えるように努めます。